
犬の皮膚病(皮膚炎)の原因と予防法
犬の皮膚病(皮膚炎)の原因を特定する材料の一つは、かゆみがあるかどうかです。
ノミアレルギー性皮膚炎や疥癬、ツメダニ症、膿皮症、アトピー性皮膚炎などは強いかゆみをともないます。
一方で、アカラス症(毛包虫症)の場合、症状の出始めの頃は目立ったかゆみはみられません(ただし、細菌の二次感染によって、かゆみがひどくなるケースがあります)。
皮膚糸状菌症(白癬)や脂漏性皮膚炎(脂ろう症)、ホルモン異常によって起こるクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)、甲状腺機能低下症なども、かゆみがあまりみられないタイプの皮膚病です。
ノミアレルギー性皮膚炎や疥癬、ツメダニ症、アカラス症(毛包虫症)などの寄生虫が起こす皮膚病は、駆除剤によって寄生虫を駆除することが治療の基本になります。
また、徹底的に室内環境を清潔にする必要があります。
多頭飼育の場合は、同居する犬や猫にも寄生している可能性があるので、発症した犬と同様に駆除をおこなうべきです。
犬のアトピー性皮膚炎は、主に1歳頃~2歳頃に発症するケースが多く、慢性化(治っても再発)します。
アレルゲンは、ほこり・花粉・食べもの・カーペット・プラスチック製の食器...などが考えられますが、何がアレルゲンになるかは個体差があります。
それらから根気よく原因物質を特定し、飼育環境から遠ざけなければアトピー性皮膚炎の症状は改善しません。
獣医師の指示のもと、地道に愛犬の日常生活をケアする必要があります。
ホルモン異常によって発症するクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)は、元気がなくなり、お腹のたるみ、肝機能の低下などが起こるほかに、皮膚病としては体幹部(頭部と足先と尻尾の先以外)の脱毛、皮膚が薄くなるなどの症状がみられます。
同様に甲状腺機能低下症は、元気がなくなり、顔つきがぼんやりするなどの症状のほかに、脱毛やフケ、皮膚の黒ずみがみられます。
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